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2013年11月14日木曜日

【放射能】 東京湾河口部にセシウム高濃度地点

2012年11月の段階で、東京湾の河口域の底泥から1キログラム当たり千ベクレルを超える放射性セシウムを検出。比較的高濃度の「ホットスポット」が存在していることが、近畿大の山崎秀夫教授らの分析で明らかになったそうです。

山崎教授は、「事故に起因する放射性物質が今でも河川を通じて東京湾に流れ込んでいる。生物を含めた監視を続けることが重要だ」とコメントしています。

(ソース)
日経新聞:東京湾河口部にセシウム高濃度地点 近畿大ら分析
  (2013年11月13日)

2012年1月15日放送のNHKスペシャル「知られざる放射能汚染~海からの緊急報告~」によれば、東京湾の汚染のピークは、2年2か月後。以後、汚染は10年以上続くという見解が紹介されました。なので、東京湾の放射能汚染には、引き続き注意する必要がありそうです。


■東京のウナギからセシウム

11月7日 厚生労働省公表の検査結果では、東京都 江戸川区のウナギから放射性セシウムが検出されました。セシウムが測定されたのは、「旧江戸川」、「旧江戸川河口域」、「新中川」、「中川下流域」、そして「荒川下流域」のウナギ。

旧江戸川河口域 のものからは、1キロあたり22ベクレルという測定結果が出ています。

(ソース)
厚労省のHP:食品中の放射性物質の検査結果について(第762報)
  (2013年11月7日公表分)


■2013年9月もセシウム降下中

2013年9月に入ってからも、東京都、埼玉県、神奈川県などに放射性セシウムが降下

東京都については、新宿区で、微量のセシウムが検出されました。

以下、2013年9月の環境放射能水準調査結果(月間降下物、関東地方の数値抜粋)です。

*数値は、左側がセシウム134、右側がセシウム137。
*単位はMBq/km2。1平方メートル当たりのセシウム(Bq)に置きかえられると思われます。たとえば、10メガベクレル/平方キロメートル=10ベクレル/平方メートル。
(参考)
Yahoo!知恵袋:メガベクレルとベクレルは単位が違うんですよね?

〇 茨城県(ひたちなか市) 6.9、14
〇 栃木県(宇都宮市) 0.40、0.91
〇 群馬県(前橋市) 0.76、1.5
〇 埼玉県(さいたま市) 0.32、0.70
〇 千葉県(市原市) 0.72、1.5
〇 東京都(新宿区) 0.69、1.6
〇 神奈川県(茅ヶ崎市) 0.35、0.70

(ソース)
原子力規制委員会のHP:環境放射能水準調査結果(月間降下物)
  (2013年9月分、PDFファイル)


■セシウム137の半減期は30年

セシウム137の半減期は30年。放射能の影響が急になくなるというのは、期待できそうにありません。放射性物質が気になる場合は、外出時にはマスクをするなどの対策を継続した方がよさそうです。