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2013年12月19日木曜日

【2013年】 横浜市の「市販の牛乳」から放射性セシウム

■横浜市の「市販の牛乳」から放射性セシウム

12月18日 厚生労働省公表の放射能検査結果によれば、神奈川県横浜市の「市販の牛乳」から、1キロあたり 1・4ベクレルの放射性セシウムが検出されました。なお、産地については記載がありません。

採取日は12月10日。放射性セシウムの種類は、セシウム137です。

(ソース)
厚生労働省:食品中の放射性物質の検査結果について(第791報)
  *リンク先ページのPDFファイルの表中 通し番号1057番が、当該検査結果。


■牛肉からセシウム

過去の記事で触れましたが、2013年に入ってから、牛肉からも放射性セシウムが検出されています。

11月20日 厚労省公表の検査結果では、岩手県の牛肉から放射性セシウムが検出されました。セシウムが測定されたのは、「盛岡市」、「八幡平市 」、「一戸町 」、「岩手町」、「遠野市」の牛肉です。

盛岡市八幡平市のものからは、1キロあたり 17 ベクレルという測定結果が出ています。

検査結果は次のとおり。

※単位は1キロ当たりのセシウム合計(ベクレル)。
※日付は採取日。
※番号は、リンク先の表中の通し番号。

No.40 岩手県 盛岡市 H25.11.6: 13
No.54 岩手県 八幡平市 H25.11.6: 17
No.55 岩手県 八幡平市 H25.11.6: 15
No.65 岩手県 盛岡市 H25.11.6: 17
No.70 岩手県 一戸町 H25.11.6: 14
No.156 岩手県 岩手町 H25.11.7: 11
No.458 岩手県 遠野市 H25.11.13: 12

岩手県の牛肉の放射能検査結果については、当ブログの次の記事でまとめています。

【2013年】 岩手県の牛肉から続々とセシウム(食品の放射能検査)


■2013年もセシウム降下

11月29日付 原子力規制委員会 公表データによれば、2013年10月、北は岩手県から、関東は東京都、埼玉県、神奈川県など、西は静岡県にまで放射性セシウムが降下しました。

以下、2013年10月の環境放射能水準調査結果(月間降下物)です。

*数値は、左側がセシウム134、右側がセシウム137。
*単位はMBq/km2。1平方メートル当たりのセシウム(Bq)に置きかえられると思われます。たとえば、10メガベクレル/平方キロメートル=10ベクレル/平方メートル。

・岩手県(盛岡市) 0.063、0.18
・宮城県(仙台市) 0.84、1.9
・山形県(山形市) 0.28、0.61
・福島県(双葉郡) 1360、3150
・茨城県(ひたちなか市) 16、34
・栃木県(宇都宮市) 0.96、1.9
・群馬県(前橋市) 0.46、0.97
・埼玉県(さいたま市) 0.67、1.5
・千葉県(市原市) 0.96、2.0
・東京都(新宿区) 1.1、2.3
・神奈川県(茅ヶ崎市) 0.45、0.90
・新潟県(新潟市) 0.59、1.3
・山梨県(甲府市) 不検出 [ND]、0.097
・長野県(長野市) 0.057、0.16
・静岡県(静岡市) 0.068、0.12

(ソース)
・原子力規制委員会のHP:環境放射能水準調査結果(月間降下物)
  (2013年11月29日)

セシウム137の半減期は30年。放射能の影響がすぐにはなくなることは期待できそうにありません。ですので、食品や土壌の放射能汚染のニュースには、引き続き気を配るのがよいと思います。


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