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2013年12月9日月曜日

【がん治療には効果なし?】 NK細胞を活性化させる食品

がん細胞は、体内の正常細胞がちょっと変わったもの。体内のタンパク質を使って育ってきた「自分自身」だから、免疫細胞には異物と認識できない。免疫療法は矛盾療法です。(p.127)

慶應大学医学部講師の近藤誠氏は、著書『医者に殺されない47の心得』(アスコム)の中で、上記のように述べています。

これは、「NK細胞自体が、がん治療やがん予防に効果がない」ということなのでしょうか。


■近藤誠って誰?

wikiの近藤氏のプロフィールの一部を抜粋すると、次のとおり。

1973年、慶應義塾大学医学部を卒業後、同大学放射線科に入局。1976年慶應義塾大学医学部放射線科助手に就任。1979年からアメリカ合衆国に留学しロスアラモス国立研究所のパイ中間子治療施設で勤務。

1983年に、慶應義塾大学医学部専任講師に就任。1988年に論文「乳ガンは切らずに治る」を『文藝春秋』を発表。2013年近藤誠がん研究所セカンドオピニオン外来を設立。

癌の放射線治療を専門とし、「がんもどき理論」を提唱。安易な手術に警鐘を鳴らし、「放置」を勧めることもある。2012年、第60回菊池寛賞を受賞。手術、抗がん剤で治るという医師らを批判しており、「治らないがんは放置して静かに死を迎えるべきだ」という主張が近年では強くなっているということです。

(参考)
wiki:近藤誠


■NK細胞ってなに?

NK細胞についてウィキペディアに書かれていることは、近藤氏の主張とは異なるようです。

wikiによれば、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、自然免疫の主要因子として働くリンパ球の1種。とくに、がん細胞などの拒絶に重要な役割を果たすと言います。他の細胞を殺すということで、生まれつき(natural)の細胞傷害性細胞(killer cell)という意味の名前がつけられたのだと言います。

(参考)
wiki:ナチュラルキラー細胞


■免疫細胞療法とは

近年、ガンの治療法として免疫細胞療法が注目を集めています。

大阪再生医療センターのHPによれば、免疫細胞療法は、患者の免疫力を高め、患者の体内に侵入した細菌、ウイルス、ガンなどを排除するための治療法。NK細胞療法では、患者から血液を50mlほど採取し、2~3週間無菌状態で培養。増殖・活性化した自分自身のNK細胞を濃縮して点滴で20~30分ほどで患者の体内に戻すという治療法だということです。

(参考)
大阪再生医療センター


■自然免疫を活性化させる食品って?

免疫力を高めたり、NK細胞を増やしたりする食べ物として、よく名前があがるのは、ご存じのようにアガリクスやフコイダンです。

参考までに、wikiは以下になります。

wiki:アガリクス

wiki:フコイダン

アガリクスやフコイダンについての口コミ・評判については、Yahoo!知恵袋が参考になります。

Yahoo!知恵袋:「アガリクス」の検索結果

Yahoo!知恵袋:「フコイダン」の検索結果

検索結果を見てみますと、アガリクスやフコイダンのがん治療への効果については、賛否両論あります。


■自然免疫を高めるサプリ「ブロリコ」とは

ブロリコ研究所のHPには、「埼玉県立がんセンターの研究により、自然免疫(NK細胞)の活性が高い人ほどがんになりにくいことが明らかになった」との記述があります。

自然免疫力を高めるためのサプリには、ブロリコ(製造販売元:イマジン・グローバル・ケア株式会社)などがあります。この成分は、東京大学との共同研究によって発見したものなのだと言います。「アガリクス」「メカブフコイダン」といった食材群で免疫力を測定したところ、ブロッコリーから抽出されたブロリコが一番高い活性を示したということです。

本当だとすれば、興味深いですね。