■群馬・栃木の大豆からセシウム
11月8日 厚生労働省公表 放射能検査の結果によれば、群馬と栃木の大豆から放射性セシウムが検出されました。セシウムが測定されたのは、「群馬県中之条町」、「栃木県宇都宮市」、「栃木県上三川町」の大豆です。
群馬県中之条のものからは、1キロあたり20ベクレルという測定結果が出ています。
検査結果は次のとおりです。
※単位は1キロ当たりのセシウム合計(ベクレル)。
※測定器はゲルマニウム半導体検出器。
※日付は採取日。
※いずれも非流通品。
〇群馬県の大豆
・中之条町 H25.11.5: 20
〇栃木県の大豆
・宇都宮市 H25.10.31: 8.2
・宇都宮市 H25.11.6: 7.2
・宇都宮市 H25.11.6: 3.7
・宇都宮市 H25.11.6: 5.6
・宇都宮市 H25.11.5: 7.2
・上三川町 H25.11.5: 4.9
この他、群馬県のワカサギからは、1キロあたり130ベクレルのセシウムが検出されました。
(ソース)
・厚労省のHP:食品中の放射性物質の検査結果について(第763報)
(2013年11月8日公表分 PDFファイル)
*群馬県の大豆の検査結果は表中の通し番号521番、栃木県の検査結果は、同じく通し番号286番から302番まで。
*PDFファイルは、厚労省の次のページにアップされています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000028947.html
■2013年も関東地方にセシウム降下
2013年9月、関東地方の広範囲に放射性セシウムが降下しています。
データは、原子力規制委員会(http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/)のHP上で公開されています。
以下、2013年9月の環境放射能水準調査結果(月間降下物、関東地方の測定結果を抜粋)です。
*数値は、左側がセシウム134、右側がセシウム137。
*単位はMBq/km2。1平方メートル当たりのセシウム(Bq)に置きかえられると思われます。たとえば、10メガベクレル/平方キロメートル=10ベクレル/平方メートル。
(参考)
・Yahoo!知恵袋:メガベクレルとベクレルは単位が違うんですよね?
〇 茨城県(ひたちなか市) 6.9、14
〇 栃木県(宇都宮市) 0.40、0.91
〇 群馬県(前橋市) 0.76、1.5
〇 埼玉県(さいたま市) 0.32、0.70
〇 千葉県(市原市) 0.72、1.5
〇 東京都(新宿区) 0.69、1.6
〇 神奈川県(茅ヶ崎市) 0.35、0.70
(ソース)
・原子力規制委員会のHP:環境放射能水準調査結果(月間降下物)
(2013年9月分 PDFファイル)
セシウム137の半減期は30年。放射能の影響がすぐにはなくなることは期待できそうにありません。ですので、食品や土壌の放射能汚染のニュースには、引き続き気を配るのがよいと思います。