■2013年11月4日 千葉県内全域に注意情報
千葉県は11月4日朝、大気中の汚染物質PM2.5について、県内全域に「注意情報」を出しました。
市原市に設置された3か所の観測所で、11月4日午前7時までの1時間に大気中のPM2.5の濃度が、1立方メートル当たり88マイクログラムから127マイクログラムの高めの数値を観測。
千葉県内では、不要な外出を控えることや外出の際にはマスクを着用すること、換気や窓の開閉を最小限にすることなどが呼びかけられました。
(参考)
・NHKニュース:PM2.5 千葉県内全域に注意情報
■PM2.5とは
PM2.5は、大気中に長期間浮遊しているばいじん、粉じん等の微粒子のうち、粒径2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質。物の燃焼等により直接発生したり、大気中での化学反応によって発生するもののようです。
千葉県のHPを見てみますと、2013年10月、県内の広範囲でPM2.5が観測されていることがわかります。場所や日によっては、環境基準の年平均値を超えるケースも見受けられます。
環境基準は次のように定められています。
・年平均値:15マイクログラム/立方メートル以下
・1日平均値:35マイクログラム/立方メートル以下
環境基準とは、「人の健康を保護する上で維持することが望ましい基準」です。
(参考)
・千葉県のHP:微小粒子状物質(PM2.5)の測定結果
■PM2.5の健康への影響
政府広報オンラインによれば、PM2.5は粒子の大きさが非常に小さいため、肺の奥深くにまで入り込みやすく、ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患や循環器系疾患などのリスクを上昇させると考えられています。
■マスクをする際の留意点
高性能な防じんマスクは、微粒子の捕集効率の高いフィルターを使っており、微粒子の吸入を減らす効果があります。
防じんマスクとは、米国の規格に基づいて認定されたN95以上の規格のマスクや、日本の労働安全衛生法に基づく国家検定に合格したDS1以上の規格のマスクです。マスクをする際には、空気が漏れないように着用することがポイントです。
(政府広報オンライン)
・「PM2.5」4~5月は濃度の上昇にご注意を!健康に及ぼす影響と日常生活における注意点
■疑問解消にはYahoo!知恵袋
PM2.5についてのちょっとした疑問を解消するには、Yahoo!知恵袋が便利です。
(Yahoo!知恵袋)
・Yahoo!知恵袋:「PM2.5」の検索結果
検索結果を見てみますと、「PM2.5などによる大気汚染がひどいですが、そんな中、日本や中国で栽培される植物や家畜はどうなるのでしょうか?食べても人体に影響はないのでしょうか?」といった相談が寄せられています。