介護職員初任者研修の授業時間が短縮される?
初任者研修の必要授業時間数は130時間。ですが、時間が短縮されるかもしれないというニュースがありましたので、メモに残しておきたいと思います。
結論から言うと、時間が短縮されるか、新たに「授業時間の短い新資格」ができるかする方向だということです。
新資格ができるとしたらどんな名前になるのでしょうか。「介護職員初心者研修」的な呼称が考えられるかもしれません。
2014年10月から専門委員会がスタート?
読売新聞の記事によれば、厚生労働省は、介護職の資格要件を緩和する方針を固めたと言います。
介護初任者研修の資格を取得しやすくするか、ハードルの低い新資格を創設。高齢者や子育てを終えた女性など、幅広い層の参入をねらいます。有識者などによる専門委員会を2014年10月中にもスタートさせ、議論を進めるということです。
(参考)
・読売新聞:介護分野の人手不足解消へ、資格要件を緩和
(2014年10月15日)
2014年中に具体案
日経の記事によれば、2014年中に具体案を詰めるとのこと。10月中にも立ち上げる社会保障審議会(厚労相の諮問機関)・福祉部会の福祉人材確保専門委員会で中身を詰めるとされています。
(参考)
・日経新聞:介護職員に初心者資格 厚労省検討、人手の確保急ぐ
(2014年10月16日)
背景には初任者研修受講生が少ないこともある?
ネット上の口コミを見てみますと、背景としては初任者研修受講生が少ないことも影響しているようです。「ホームヘルパー2級」の呼称で親しまれた訪問介護員養成研修2級が廃止され、新たにスタートした初任者研修。ですが、どうも知名度が高くありません。受講生の数がホームヘルパー2級のときに比べて激減したという声も聞きます。
親しみのある「ホームヘルパー」というコトバが抜けてしまったのが大きいのではないかと、個人的には考えています。
時間を短くしたり新資格をつくったりすることで、果たして受講生を増やせるのかどうか。今後の展開に注目したいと思います。
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